移動販売車内に設置されているこの窯は、ガス＋薪のコンボタイプ、マリオ・アクント社製コンボシリーズです。実に火の回りがよく、また温度もすぐ上がり、最高の状態でピッツァが焼けます。そしてなにより薪の消費が極めて少なく済む利点があります。
１日の薪の消費では、朝の火入れ、ディナー前の火入れは一番消費します。しかし、このコンボだとガスでカバーできます。かなり経済的で合理的な窯となっています。
移動販売車で都会を回るなら「薪代が安い」「煤が出にくい」という点でこの窯が最適です。

また、コンボタイプの窯は図のように左側の炉床がくぼんでいます。
そこのくぼみからガスバーナーの炎が火炎放射器のように噴射されます。
そのくぼみに薪を投入します。
よって、炉床面積が通常の窯より経済的になり狭いながらでも４枚程度同時に焼くことができます。
(※１６０グラムの小さいピッツァを想定した枚数)