煙突工事の概要

傾斜屋根の場合

傾斜屋根の場合

窯から垂直に煙突を上げます。この場合、屋根を貫通する為、雨仕舞する必要があります。また、排煙効率はまがり角がない分、抜群の効果が期待できます。ただし、台風などの強風時には排煙が逆流する恐れがあります。そして、経済面からは言えば、壁から出す煙突より安価です。

垂直水平の関係

垂直水平の関係

窯から壁方向に煙突を貫通させ、外部から垂直に煙突を上げます。この工法が一般的です。(店舗の構造上、垂直に上げられない場合が多い)
この場合、左図にあるように青色矢印(横引き)とピンク色矢印(縦引き)の長さ割合は青とピンクで1対2以上を必要とします。これは「煙突効果理論」に基づいた設計でこの割合以上で自然排気が期待できます。更には、横引き煙突は上がり勾配でなければなりません。

点検口の設置

点検口

弊社施工の煙突は全てのまがり角に点検口を設けています。これは非常に大切なポイントなのです。なぜなら、この点検口こそが煙突掃除に欠かせないからです。この施工のおかげで煙突掃除にかかるランニングコストを軽減できます。よく、この点検口が無い煙突を見かけますが掃除にはプロの手が必要です。また、いくらプロと言えども曲がった個所まで綺麗に掃除する事はできません。よって、煙突のどこかを切断して掃除が終わったらつなぎ直すしかありません。つまり、煙突掃除ひとつでも大がかりな工事になってしまいます。弊社ではピッツェリアの運用まで配慮した施工を行っています。